2008年03月19日

朝日新聞よ驕るな寝ぼけるな!

十年も前だったか、朝日新聞の記事を見てあきれた事が有る。中国のチベット自治区からインド国内のダライラマ亡命政権の下に脱け出した人の談話として「私は中国国内のラサでチベット語の教育を受けなかった。インドのダライラマの所に来て初めてチベット文字を習った」という「証言」を何の裏付けも取らずに朝日新聞は垂れ流していた。シッカリ裏を取っていない。その亡命者はきっと、中国共産党の改革開放政策に乗って一儲けしようと、ラサ市内で態とチベット族一般市民の行く小学校には行かず、漢民族の通う漢語学校に入学したのだろう。そこで、上手く行っている内は良かったが、何か有ったんだろう。それでラサを脱け出した。脱け出したからには自分を正当化する必要に迫られる。そこで苦し紛れに言ったのが「此処に来て初めてチベット文字を習った」という、彼個人にとっては事実であるが、中華人民共和国チベット自治区の実情を誤解させる。詐欺師的発言である。その裏を取らなかった朝日新聞の記者は怠慢かつ無知である。さてまた今度、18日の天声人語を見てあきれた。今朝の社説もその続きだ。多民族国家の悩み・苦しみが全然わかってない。彼の、黒人奴隷を使って(黒人達はもうアフリカ語を失っている)、インディアンの文化と言語を奪い、英語文明に同化し、その結果「均一なパックス」を保っている大国、朝日や天声人語はその思惑に完全に嵌っている。嵌っている朝日や天声人語を運営している人間は、アイヌの言語を消滅させ「単一民族・単一言語の日本国」の「井の中の蛙」なので、多民族国家の苦しみ・悩みが全然解ってない。もし、第二次大戦直後、外国が援助する政党が中国を支配し、早い内に国内少数民族をもっと強制的に漢化していたら、今日のような事態は起きなかったろう。ところが中国共産党は民族解放の理想を実行しようとして、「民族平等」「少数民族の言語、文字、風俗習慣の自由」という政策をやっていた。ところが「甘くすれば付け上がる」が世の常、人の常。今、中国は自由競争の時代だから、オットリしたチベット族が漢族の商売人に押される事は有ろう。でもこれは民族問題ではない。1985年ごろ中国の福建省から東京に出稼ぎに来ていた中国人が「上海人はチャオホア(狡猾)だ」と言っていた。チベット市民の不満も福建人の不満も大して変らぬ。それなのに白人の大国が付け入ってきた。朝日新聞と天声人語は今までの名声にアグラをかいているくせに、今までの朝日新聞の伝統であった「批判精神」は忘れて腰抜けになっている。猫
posted by 金春安明 at 11:46| Comment(6) | TrackBack(0) | 能と音韻 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
あ!また忘れてしまいました。
お仕事、このブログ、ありがとうございます。ということを、です。
ありがとうございます。
Posted by あまだれ at 2008年03月20日 11:11
またまたすみません。
ずっと前ですが、
沖縄では、学校で、方言を使うと立たされる、というような話を聞いたことがあります。(真偽を確かめていませんが)
アイヌも言葉を奪われましたね。
朝鮮半島でも、台湾でも、そのようなことがありましたね。(方言どころではないのに!)(世界中、あちこちでそのようなことは繰り返されてきたのですが)
日本がやってはならなかったことを、他の国でもしてはならないし、そのためには、日本は、やはり、もっとやってはならないことについて考え、反省し、表現して行かなくてはならないのかもしれませんね。
それにしても、環境問題一つとっても、人間の生存に欠かせない問題なのに、ちっとも懲りない人類なのだな、と思います。
Posted by あまだれ at 2008年03月20日 11:19
まったく呆けていてすみません。
ずれた話で申し訳ありません。
私の方は、朝日(その記事を読んでいませんが)と同様、言葉・文化まで奪われようとしているのではないか、という考えで書いています。
ただの不平不満とは思えないのです。
某大国(暴大国)については、人の不幸を商売の種にする人たちがいる(日本の普通の私たちの様な者でも、つながりの網目から逃れられないとも思います)ことについての不安を書いていらっしゃるのでしょうか?
Posted by あまだれ at 2008年03月20日 11:31
あまだれ様:コメント、ありがとうございます。最初のコメントに従って開いて見ました。ただ、あれは明らかに「大国に踊らされた『君側の奸』」の物で、しかも、「日本や西側世界」では自分で検索すればすぐに検索し得る物なので、失礼ながら削除させていただきました。ご了承下さい。文化については、色々な見方が有り得るので何とも申しませんが、言葉に関しては、1954年の憲法以前からずっと保障されていて、1955ごろ、中国全国でデノミネーションが有って、お札が変ったので印象に深いのですが、そのとき以来、中国のお札から蒙古文字、チベット文字、ウイグル文字が消えた事は有りません。「極左」の1967年から1969年までの時期でさえ、チベット語の『毛主席語録』は出版されていました。内容は措きまして、新聞、雑誌も出版され続けていました。改革開放後は、チベット自治区、四川、青海、新疆ウイグル自治区その外の地域に住むチベット民族の方言の研究も進み、その結果を踏まえて、「チベット文字をローマ字化するのは容易いが、チベット語は方言によって発音に差が大きくて、ローマ字だと別の方言の人が読めなくなってしまうから、各地域公認の昔からのチベット文字を維持し、チベット自治区、新疆、青海、甘粛、四川、はては国外に住むチベット民族すべてが共通の古来の文字を使う事に決めたりしています。その外の件は、18日の私の日記「民族分布の比率」を御覧ください。
Posted by あまだれ様へ: at 2008年03月20日 23:52
お忙しいのに、お返事ありがとうございます。思わず、おかしなコメントを沢山書いてしまいましたのに、恐縮です。
言葉については、安心致しました。
その国の国民だからといって、大事にされないことがありうるのは、どこの国でも同じですね。
ただ、できるだけ平和に解決されるよう祈るばかりです。
また、いろいろな立場から、利用しようとする人たちに対して、どうぞ上手に立ち回って、チベットの人たちが、幸せに暮らせるよう祈ります。


Posted by あまだれ at 2008年03月22日 19:57
22日から24日まで奈良に行っており、帰宅後、拝見しました。私もあまだれ様の22日19:57と同感です
Posted by あまだれ様: at 2008年03月24日 23:53
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