2008年02月14日

新華字典を語る

日頃たいへん御世話になっている方に、1957年版1958年再刷本の『珍蔵版』と名打った復刻版が出たので、プレゼント。喜んで頂けた。先方は文学・文化・歴史関係なので、私とはまた別の面からの所見報告あり。文学の人とは言っても、「いか」(イカ・タコのイカ)の漢字のルビがzeiでなく、zeになっているとの報告も有り。(1957年ごろに残っていた古い発言の反映)。という事はAからZまで一気に見て下さったのか?
さて、私が神田神保町をしった中学二年の時が1966年で、中国からは革命の書籍しか輸入されなくなり、私が内山書店などの店頭で見た新華字典は文革前の版を香港あたりで複製したもので、中国国内で中国の大衆が手にしている物ではないので、私は気をそがれ、買わずじまいになりました。文革前のその外地複製版は、見出しの親字が明朝体活字ではない楷書体だった事(この記憶は絶対確かです)、それと、化学元素の表が私が学習院高等科の夏休みの宿題で30枚だったか50枚だったか毎日一枚手書きで書かされた日本で言う所の「長周期表」ではなくて「水素、ヘリウム……」の、元素番号順の羅列だった(この記憶は、1973年ごろに公開出版の袖珍日漢辞典や文革後の1978年版朝漢詞典の記憶と混乱してるかも。だけど、文革前の新華字典が長周期表でなかったのは絶対確かな筈)。
ともかく、この度複製された『珍蔵版』は、文革中の外地複製並装丁海賊版と同じ雰囲気。海賊版は黄土色のソフトカバー。
posted by 金春安明 at 11:01| Comment(0) | TrackBack(0) | 能と音韻 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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