2007年11月27日

誤植探し‐−私の悪い癖

私の悪い癖の一つに「ミスプリ探し」が有ります。そんな事を言ったら金春流の謡本など、ミスプリだらけなのですが、謡という物は昔から自習ではなくて、師匠に必ず習う物ですから、ミスプリを訂正しながら弟子に教える事も師匠の仕事の内なんです。江戸時代からの習慣です。父も謡本のミスプリをあまり気にしていませんでした。「謡本は教科書ではない」という考えです。今式に言えば「教科書を教える」ではなく「教科書で教える」という立場です。
そんな訳で自分の事は棚上げして、他のミスプリをアゲツラえば、11月5日の世界無形遺産能『カンタン』の解説書、日本語の所は、ちゃんと「粟飯」となっているのに中国語の所は「栗子飯」と間違っていて、続きの「黄liang一夢(コウリョウイチム)」という記述と自己矛盾しています(アワとクリの間違い)。
チャイナネットに出してもらった件は、この前に書きましたが、良く見たら11月7日の筈が10月7日になっているので早速、取材者にメールしました。
大変な努力を払って99パーセントちゃんとやったのに残りの1パーセントのアラ、言われた方は認めざるを得ない、本当に性質の悪い私。(猫マーク)
posted by 金春安明 at 07:05| Comment(1) | TrackBack(0) | 能と音韻 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年11月24日

チャイナネットに出ました

11月7日の北京大学での講座の後、中国国際放送局日本語部の取材を受けていたのですが、その結果がチャイナネットに出ていると日本のお弟子さんから13日にコメント有り。今の内なら「北京 金春安明」とパソコンで検索するのが速いか?謡と舞の動画も有ります。私も森瑞枝さんも少しづつ謡をごまかしてます。私は「おさむる手には」の型を少しごまかしました。金春流を習っていらっしゃる方は、旅先での緊張の故とは言え、お恥ずかしい限り、お稽古の参考にはなさらないで下さい。でも概ね、金春流の心を中国の学生さん達に紹介出来たのは幸せです。(猫マーク)
posted by 金春安明 at 22:10| Comment(1) | TrackBack(0) | 能と音韻 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

『淡路』素朴平和の能

パソコンのキーボードが重くて遅くて鈍いので『淡路』の続きは携帯から書きます。常磐線上り特急。寝過ごして尾久駅そばの車庫とはならないでしょう。
さて『淡路』、これは「イザナギと書いては種まくと読み、イザナミと書いては種をおさむ」というように、農耕と子孫繁栄を掛けた主題です。「女は子を産む…」というような発言は、今日、男女機会平等、能力の有る女性が育児をしつつ就職できる社会を目指すべき時代には、政治家が不用意に言う言葉ではないですし、自殺・共食い(戦争)・家族計画・同性愛は頭脳の発送した人間の特徴なんですから、自殺は不幸な事ではありますが、社会的に何かを訴える手段としては効果が有る事もある。切腹は武士の誇りという時代も有りました。バイキングは年老いたら甲冑に身を固めて海に飛び込んで死ぬのが誇りという北欧の習慣も有りました。戦争は絶対に良くないですが、家族計画は「貧乏人の子だくさん」を防ぐために必要です。同性愛は、私は「女性大好き人間」なので、個人的感想は差し控えますが、室町・江戸時代の日本や『金瓶梅』の中国では当たり前の事でした。
カトリックやイスラム教がそれらをタブーにしているのは、人口減少で困った時代のパレスチナの事情を基にした考えです。(だからイスラム教では男一人に妻四人などという規定まで設けて人口増を図っているのです。)
そんな訳で、人口問題と宗教とは微妙な問題が有りますが、思い切って素朴に生物として考えると、『淡路』の主題は、「女は子供を産む…」などという極端な考えに至らなければ、子孫繁栄・食糧豊富を願う平和な能と考えられます。少なくとも、反中感情をあおる『白楽天』よりは良い能です。(猫マーク)
posted by 金春安明 at 21:12| Comment(0) | TrackBack(0) | 能と音韻 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

寝過ごし

今朝、新しいパソコンで『日記』を書いたんですが、キーボードが鈍くて、ハヤウチできす、取り敢えずキリの良い所で猫マークを入れて、水戸の稽古へ。「スーパーひたち」の中で、円満井会関係の原稿を書き終わり、送信して、まだ30分有ると、目覚まし機能をセットして寝たのが間違い。気が付いたら日立駅。でも、以前、県境の大津港まで行ったのよりはマシ。上り電車の中で原稿の手直しも出来たし。(猫マーク)
posted by 金春安明 at 16:07| Comment(0) | TrackBack(0) | 能と音韻 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

淡路

ここのところ、中国ものの楊貴妃などに頭を使ってたら、アリャ、淡路の地頭がノーマーク!リハーサルの朝からあわてておぼえて、申し合わせも当日も、隣の吉場さんに助けてもらって、何とかきりぬけました。猫





posted by 金春安明 at 12:04| Comment(0) | TrackBack(0) | 能と音韻 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年11月22日

新しいパソコン

お姉ちゃんに初期設定してもらいました。猫
posted by 金春安明 at 00:26| Comment(2) | TrackBack(0) | 能と音韻 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年11月21日

帰国後も相変わらず

舞台とお稽古に明け暮れしてます。新しいパソコンが来ました。お姉ちゃんに初期設定をしてもらわねば。(猫マーク)
posted by 金春安明 at 15:36| Comment(0) | TrackBack(0) | 能と音韻 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年11月18日

岡島冠山は九州人

だから「セ」と書いてあるのはsheで、seを表すには、わざわざ「スェ」とか書いていた筈。また、当時の長崎では「ハ」はfaだったのでhaを表すには「ハァァ」だったか、苦しい書き方をしてます。私の卒論は、昔の上海語と昔の南京語と昔の九州弁を調べなくてはならず、二年かかるのも当然?(猫マーク)
posted by 金春安明 at 10:46| Comment(4) | TrackBack(0) | 能と音韻 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

岡島冠山に関連、磨光韻鏡(井上文雄)は見てない

岡島冠山の研究に関連して『磨光韻鏡』も古書店で買ったのだが、読まぬまま、どのダンボールに入れたか、引っ越しでわからなくなった。これかと当たりを付けたら『清俗紀聞』だった。要らないので森瑞枝さんに遣った筈。(猫マーク)
posted by 金春安明 at 10:31| Comment(0) | TrackBack(0) | 能と音韻 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年11月17日

ならば楊貴妃は?

源氏物語を紫式部の頃の発音で録音したと言う物が一時もて囃されたが、山西で廣場がクォーツォーなら、楊貴妃は彼の復元録音みたいな「ヤン クェイフェイ」ではなく「ヨー クェイフィ」で良かったのではないか?(今、奈良で一切記憶で書いている。「貴妃」の復元発音については記憶が曖昧だが「楊」をヤウだかヤンだかと録音していたのは確か)。(猫マーク)
posted by 金春安明 at 23:17| Comment(0) | TrackBack(0) | 能と音韻 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

華国峰氏の西北方言と日本語

毛沢東と登(変換が出ない。本当は「オオザトが付く)小平(トウショウヘイの間のワンポイントリリーフみたいな人・華国峰(華のアクセントは姓の時は去声に読む)という主席が居た。山西省出身とか。その主席の声をラジオで聞いた事があるが、「廣場guangchang」を「クォーツォー」と発音してたので笑ってしまった。北京語と日本語の中間ではないか!またある時、やはり西北の農民がNHKで毛maoをboと発音してたので、エラい田舎者と思ったが、よく考えると北京語の「帽子maozi」を日本人はboshiと言う。中国西北のお百姓さんを笑えない。(猫マーク)
posted by 金春安明 at 22:54| Comment(0) | TrackBack(0) | 能と音韻 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

唐通事・岡島冠山の再評価

岡島冠山。元禄時代頃、柳沢吉保の周囲では中国語会話が流行っていた。冠山はその頃の唐通事。今式に言えば、『中国語会話テキスト』みたいな本をいくつか出版していた。最近、望月郁子先生から『唐音の研究』といった類の新しい研究書をいただいたが、井上文雄ほかの人の事は詳しいが、『唐話纂要』『唐訳便覧』などについてほとんど書いてない。冠山の教科書にはカタカナで「唐話」のルビが有り、明末清初の中国語の記録。それが日本の専門書にも中国の専門書にも活かされていないのは遺憾。岡島冠山は、始め寧波語でルビを振った。明末の風潮は上海語に近い寧波語だった。それが清朝になり流行遅れと気付いた日本人・岡島冠山は、学習対象を南京語に切り替え、南京語のテキストを何種類も出版した。大体「唐通事」の語学的研究はどの程度すすんでいるのか?私が大学時代、国会図書館で見た論文は、福建語から唐話への切り替えのみ書いてあるだけで、本当は福建語から寧波語に切り替え、さらに南京語に切り替えたと私は想像するが、その辺がゴッチャになっているのだろう。ともかく冠山が始めは寧波語、のちに南京語に切り替えたのは、少数の専門書には言
及している本もあった。ただそれが現在の研究書に活かされていない。
もう一つ。今の上海語・蘇州語の特徴として、昔のanやamの鼻音韻尾が摩滅し現代ではoeのように母音のみになっているのが特徴(enはengと混同される)で、今の寧波語は今の上海語とほとんど同じなので、冠山の初期の寧波語テキストは鼻韻母あり。入声はp、t、kの区別はないものの、よく見ると短い音で入声を示している。隋・唐の全濁音は有り。これは現代の上海語も同じ。問題は寧波語・上海語・蘇州語でいつ頃anのnが落ちたのかという問題の史料たりうるのに日本の研究者も中国の研究者もあまり冠山を研究していないようだ。(私の大学4年生の時の卒論はその寧波語テキストに関してだったが、枚数も不足、内容も書き殴りで、当然ボツとなった。大学5年生の時は上海語に近い寧波語よりも北京語に近い南京語、つまり冠山の後期の会話テキストにテーマを切り替え、卒業出来た。
冠山の南京語のルビは、すでに現代の北京語・南京語同様、濁音はなくなり、現代南京語に残る入声韻尾はp系t系k系を一括して「ツ」で示している。当時ptkが混同して単なる短い音になっていたというのは学会の定説と一致する。
以上が二度に渡る卒論挑戦の概要だが、私がまだ手を付けていなかった内容として、中国語にも「四つ仮名」みたいな問題があり(「持dzhi」と「時zhi」の区別)その有無など、吟味すればするほど美味しい筈。その冠山の前後二種のルビ(寧波語と南京語)が日本でも中国でもロクに研究されていない。(猫マーク)
posted by 金春安明 at 22:26| Comment(0) | TrackBack(0) | 能と音韻 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

カンタン一炊の夢

風邪は大部良くなったがまだ治らぬ。早寝を決め込み、夕方5時に寝た。よく寝た。7時半に目が醒めた。朝ご飯の食堂は7時始めだから行こうかと思って、もしやと思い、携帯をみたらまだ19時だった。まるでカンタンの夢。街に出て夕食とするか。楊貴妃をもう一勉強できる。得した感じ。(猫マーク)
posted by 金春安明 at 19:51| Comment(0) | TrackBack(0) | 能と音韻 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

楊貴妃は禅竹だが暗記し易い

昨夜、奈良金春会の康之さんの『楊貴妃』のリハーサル。私は地頭だったがクセから後は頭モウロウ(風邪です。時差は一時間だから時差ボケではない)。序の舞の直前の「舞衣の曲」を本来はシオリを含む上で謡うべきを下で謡ってしまい、全部終ってのちに、前列の山田友久さんから言われるまで気付かなかった。笛の人をビックリさせてしまった(駆け出し君ならこの意味がわかる筈)。かく朦朧としてても謡えるというのは禅竹作の能としては珍しい事だ。(猫マーク)
posted by 金春安明 at 09:38| Comment(0) | TrackBack(0) | 能と音韻 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年11月16日

トイレ事情

和式の水洗が多い。清潔度は日本の公衆便所と同じ。衛生紙は無く、自前。所謂「金隠し」の出っ張りは無く、どちらが前かは解らぬ。
posted by 金春安明 at 08:26| Comment(0) | TrackBack(0) | 能と音韻 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

国境はすり減ってる

学生は屈託がない。「一緒に写真撮って下さい」と言われ、ツーショットやら森瑞枝さんたちみんなとも撮った。質問も会場・講座後・廊下など様々な所でうけた。特に印象に残っているのは講座後廊下で「人間五十年」の舞と型についてオズオズと聞いてきた若い男の学生。あれは幸若舞である事などを丁寧に説明した。講座後教室で質問してきたオバサン先生、世阿弥も何も知らないので、独文課かかと聞いたら、工学部との事。「能は失敗しても死不了人(人命に関係ない)が、橋が落ちたりビルが倒れたら大変だから、しっかり学生さんを教えて下さい」と言っておいた。上海の街の中心部には定住型の乞食も流しの乞食も居る。学生も先生も肖像権の個人情報のといった煩わしい考えはまだ芽生えてない。
posted by 金春安明 at 08:15| Comment(0) | TrackBack(0) | 能と音韻 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

乙黒くん

学習院大学の能研で故・桜間辰之師に習った、楽屋の手伝いにも行ったという、山中さんと政木君の間の年の人に、上海の日本人の能楽愛好者の会(各流)で話をした。あと、森田流の笛を左鴻さんに習ったという若い女の人も居た。堀井洋子さんより少し若いか?今度関西で佐鴻さんに会ったら話ししよう。
posted by 金春安明 at 07:51| Comment(0) | TrackBack(0) | 能と音韻 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

上海のコンビニ

ファミマは「全家」、ローソンは「羅森」(但し羅の字は簡体字で、「維」の部分が「タ」になってる。他に日系でないコンビニも有り。セブンイレブンは私の狭い行動範囲では見ず、あまり多くないとの事。
posted by 金春安明 at 07:18| Comment(0) | TrackBack(0) | 能と音韻 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年11月14日

人民元のチワン語

1986年頃の少数民族の絵などの五角とか、歴代の党の偉人の肖像の高額のお札は、1980年頃に新しいローマ字の改正綴りが出来ていたにもかかわらず、お札のローマ字は遅れてて1956年制定当時のままの古い綴りだったので、私は不満でした。今回、中国に行って毛沢東肖像版の新札を見たらちゃんと新しい綴りになっていて、満足しました。お持ちのかたは、虫眼鏡でよく見比べてみて下さい。
posted by 金春安明 at 20:49| Comment(0) | TrackBack(0) | 能と音韻 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

羽田帰国

風邪なおらず、疲れた。切れて、家内や、領事館の、顔だけ美人のキャリアに、バカと怒鳴ったら、森瑞枝さんから、中国では「バカ」は日本軍を思い出させる禁句と批判され、自己嫌悪のドツボ。中国人民解放軍の規則には、「殴ってはいけない」のみならず「怒鳴ってはいけない」というのが有るのを思い出した。講座自体は何時もの私の日本語での講座同様、時間超過の饒舌混じりで中国人の評判は良かったらしい。(猫マーク)
posted by 金春安明 at 19:08| Comment(3) | TrackBack(0) | 能と音韻 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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